EGガンダムでストレスフリーに全塗装制作

制作

EntryGrade RX78-2 GUNDAM

改造・全塗装したいけど、時間が足りないそんなアナタに「マイルール」でちょっとこだわって、なるべくストレスフリーな制作をしてみませんか?

 

時は2023年の正月休み、制作時間がある程度確保できたそんな時に、1DAY制作とまではいかないが、2、3DAYくらいで何か制作できないか?と思い始めた。
(実際は、制作時間的には1週間程度、期間にして2か月くらいかかりました・・・)
1DAY制作は割と見かけたこともある制作方法であり何番煎じか分からないので
数日かけて、ある程度のクオリティは保った作品を作りたい!というマインドをもつ全塗装派モデラーの一制作方法として参考にしていただければと思う。

 

題材となるEGガンダムは入手しやすいキットでもあり、アムロが乗る78カラーガンダムを制作したことがなかったのもきっかけの一つ。いずれはWバズーカの最終決戦仕様で欲しいな~というのもあり決め手となりました。

 

工程の選定

私は行き当たりばったりの制作が多いのですが、今回は目的を定めて「マイルール」内で作りきることを前提に挑みました。

その中でもいつもの全塗装制作のうち「やる」「やらない」をまずはっきりさせました。

         やる         やらない
①全塗装❶肉抜き穴埋め
②モールド掘りなおし          ❷新規のスジボリ
③合わせ目消し➌基本工作以外の改造
(延長工作などオリジナリティを出す改造)
④必要な武器のみ制作❹デカール貼り
こだわりをリスト化したもの。



まず、「やらない」工程について。
基本的には失敗しやすい工程を省くよう選択しました。

➊肉抜き穴埋め
肉抜き穴埋め作業をパテ等による工作をすべて行わないこと。設定にはない穴なので、作品精度を上げるという意味では、やったほうが設定に近づく制作になるが、穴埋め後の切削作業によるキレイな仕上がりを行うのに時間がかかりそうだと判断。

➋新規のスジボリ
オリジナルのスジボリラインを入れるのも楽しみ方の一つであるが、1発でキレイに仕上げる自信がなく、何もしない方がキレイに仕上がることも多いので、これもやらない選択をした。

➌基本工作以外の改造(延長工作などオリジナリティを出す改造)
上のスジボリともかぶりますが、プラ板等による延長改造工作も時間を要する原因になるので、これも×。

➍デカール貼り
これに関しては、どちらでもよかったのですが、今回はアニメカラーで仕上げたかったので原作にないデカールを敢えて貼らない選択もアリかなと。デカールも失敗するとモチベーションを下げる要因になるので、やめました。

続いて、「やる」工程について

①全塗装
これは今回制作にあたる前提条件になるので、必須項目。

②モールド掘りなおし
基本工作としてスミ入れをキレイに入れるため、気になる所だけ掘りなおしを行いました。

一生懸命掘りなおしして、スミ入れした後。結局そのあとネイビーブルーを塗るので、スミ入れがわからなくなります。笑

③合わせ目消し
さすが、エントリーグレード。合わせ目がガンダムの脛と武器くらいしかなかったので、しっかりやりました。

ビームライフル
ハイパーバズーカ×2

④必要な武器のみ制作
敢えて「必要な」と書いたのは、2つ理由があります。


1つ目は、今回のフルウェポンセットにはHGスケールの通常販売ではあまり封入されてこなかった武器として、「ビームジャベリン」「ガンダムハンマー」が付録しています。
私はそこまで創作意欲が湧かなかったのと、必要ないものには手間をかけたくなかったので「作らない」選択をしました。


2つ目の理由は、Wバズーカにしたかったこと。
「ビームジャベリン」「ガンダムハンマー」を作らない代わりに、最終決戦仕様のWバズーカにするためのバズーカを2つ「作る」選択をしました。

これが私にとっての「必要な」選択です。
これらの「やる」「やらない」を吟味して制作しました。

槍と鉄球は今回は作りません。

塗装

塗装手順
※各種塗料メーカー略称 ガイアノーツ/G クレオス/C タミヤ/T
  • STEP1
    下地:傷埋め、合わせ目消し処理の確認

    ・白、灰部分  サーフェーサーEVO グレー / G
    ・赤、黄部分  サーフェーサーEVO ピンク / G
    ・青部分    サーフェーサーEVO ホワイト / G
             +ガンダムカラー RX-78ブルー Ver.アニメカラー / C

  • STEP2
    基本塗装:瓶生塗料で時短

    ・白部分    ガンダムカラー RX-78ホワイト Ver.アニメカラー / C
    ・灰部分    C14 ネイビ
    ブルー / C
    ・赤部分    ガンダムカラー RX-78レッド Ver.アニメカラー / C
    ・黄部分    ガンダムカラー RX-78イエロー Ver.アニメカラー / C
    ・青部分    ガンダムカラー RX-78ブルー Ver.アニメカラー / C

  • STEP3
    スミ入れ、トップコート

    ・スミ入れ   エナメル塗料 X-1 ブラック / T
    ・トップコート Ex-03 Ex-クリアー / G 
             +Ex-04 Ex-フラットクリアー / G

基本、瓶生、一部調色といった感じで、こだわっていないようでこだわってたりします。
カラーは成型色と同じのアニメカラーにするつもりで、特に成型色の緑かかった白がすごく気に入ったので、ガンダムカラーの4色を採用。塗ってみて、成型色よりは緑が薄い白だったので好みの白ではなかったものの、許容範囲内だったので基本色は瓶生で採用。


サフ萌えしたかったので、青の下地は白サフにガンダムカラー青を少し調色して青サフを作成。
白サフだとヤスリ傷が分かりにくかったり、グレーサフだとその後の塗装発色が良くないので青サフの調色を選択しました。

なんならサフで完成でもよかったレベルです。

トップコートは半光沢の塗料がなかったので、こちらも光沢クリアーと艶消しクリアーを1:1で調色。

調色とはいえ、そこまで手のかからないものでしたので、クオリティを上げる簡単な調色は許容しました。
休日の2日ほど使って、塗装を終わらせました。

完成

バズーカのマスキング結構失敗したけど、写真はいい感じ!最高!

一見なにも変哲のないガンダムが完成しました。
親の顔より見たことあるガンダムですが、完成したらそれはそれで満足感がありますね。
特に、実現したかったWバズーカはかなり満足していますが、写真ではわかりにくい失敗も多々あり、マスキング地獄でした。

今回こだわりと兼ねて新しいことにも挑戦することを織り込んで制作していました。それがマスキングによる塗り分けです。
ネットで様々な最終決戦仕様のカラーリングを見て、この写真の塗り分けにしましたが
マステの使い分けなどがうまくできず、塗り分けが甘さが露呈した完成と相成りました。
また、せっかく頑張って掘りなおしたシールド裏は、塗った塗料の明度が暗く墨入れしても映えないものになってしまい、モールド掘りなおしが無駄な工程になってしまいました。

EGガンダム 説明書のビジュアルと同じ構図。暇な人は見比べてみてね。

そんな紆余曲折を経て完成させましたが、時短(?)とこだわりを意識して、それなりのクオリティ(当社比)で78ガンダム完成となりました。
年1くらいでEGガンダム制作して、毎年の実力を測るなどしてみたいですが、2か月かかるようじゃ、私もまだまだ実力不足ですね。
定期的に同じキットを制作してみるのも、練習になって初心に戻れるかもしれません。

今回は制作内容と制作における考え方の紹介を中心とした内容になりました。
限られた時間の中で、皆さんにとっての大事にしたい工程を選別して、制作してみてはいかがでしょうか?


他の写真は、ガンスタさんに掲載予定です。

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この記事を書いた人

2020年、コロナ禍の巣ごもり需要から始めたモデラー。制作と、経験則を記録するために、ブログ執筆しています。

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