HGUCズゴック「ボーンミラー」で全塗装【前編】

制作
こんな感じで、ミラーボディのズゴックができちゃう。

トアミルさんから発売中のボーンペイントシリーズより、「ボーンミラー」を使って、ズゴックを全塗装しました。

ズゴックはガンプラHGUCシリーズでも19番目に発売された、同シリーズでも古い方のキットにあたる。いざ巣組みすると、これだけのパーツで、こんなに出来がよく、1,000円でお釣りが来てしまうトンでもないキットである。

制作を進めていくと、やや処理に困る箇所が出てきたりと、古いキットの洗礼を受けることもしばしばあった。そんな初心者が少し頑張れば上手になること間違いなし。私も少しは上達しただろうか・・・

※前編/後編に分かれており、本稿は前編になります。

【前編】

1.基本工作

2.モノアイ加工

3.ABSパーツ処理


【後編】 

4.下地塗装

5.メイン塗装

6.完成

1.基本工作

・合わせ目消し

気になるのはたった4か所だけ。

合わせ目処理した箇所は、画像説明書の赤丸枠のところ。
・腰
・又
・推進装置(バックパック)×2

頭~胴体脇腹あたりの合わせ目が気になるところだが、モノアイ加工や塗り分けを考えると段落ち処理が一番望ましいと思われる。(私は未処理)

塗装のクリアランス確保しなかったので閉じ切らない・・・

気を付けたいのがズゴックのA2ランナー(黒色)がABS素材の為、合わせ目処理との連携をどうするかが考えどころ。ABS処理については、後述にて。

冒頭でもお伝えしたが、このズゴックはHGシリーズでも古いキットであり、最新キットのように成型がよくないため、経験値の浅い私は合わせ目処理を3回以上やり直しをする羽目になった。

1度目の合わせ目接着には、タミヤの白セメント
2度目以降の修正には、大量にあったグレージングパテ(ラッカーパテ)を初めて使用。これがやり直しの元凶である。
ちょうど気温が高い夏場のせいなのか、パテの乾燥が早く、また埋めたい傷への塗り方が甘く
傷の上に乗せただけになっていたため、ヤスってもヤスっても結果埋まっていないことが多かった。
最終的には瞬間接着パテで修正し、事なきを得た。

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表面処理

特別な表面処理は行っていないものの、少し気を付けたのが表面を磨くこと。
WAVEのヤスリスティックフィニッシュで、サフ前に少し磨くことでサフ後のマット感を抑えることができる(気がする)。
多分スプレーサフか、エアブラシで強めの圧で吹く方が少しツヤありの質感にはなりやすいが、今回のツヤ感を出す仕上がりの場合はやっておいて損はないと思って処理しています。サフ後でもよいかも。

2.モノアイ加工

モノアイを固定式→稼働式に加工

この加工はネットサーフィンしていてたどり着いた、「イエローサブマリン大宮本店」さんのTwitteerアカウントに載っている方法を採用して自分なりにアレンジしたものです。
ジオン系を筆頭にキットによって加工アレンジすれば、かなり汎用性のあるモノアイ加工だと個人的には思います。
シール貼るだけのモノアイから、一歩進んだ加工に挑戦するとキットの表情が増えて、満足感得られること間違いありません。ただし加工に必要なダブルボールジョイントは当キットの値段と数百円しか変わりません・・・のでコスパ追い求める人には非推奨かも。

3.ABSパーツ処理

今作最大の失敗点となった部分でもあるので、詳しくお伝えしたい。

ガンプラにはスチロール樹脂(PS)が多く使用されているが、中にはABS樹脂と呼ばれる強度の強い素材でできたランナーがある。今回でいうとズゴックの腕部、大腿部の関節パーツや先ほど紹介したモノアイが刺さった基部などに使用されています。
ABS樹脂にラッカー塗料を直接塗ると破損の恐れがある為、ラッカー全塗装派のモデラーは
 ” プライマー(保護剤)をパーツに塗布 → 通常のラッカー塗装 ”
などといった方法が取られる。
例にもれず、私もラッカー塗装の民なのでプライマーを使用したわけですが、これの使い方に問題がありました。

基本工作で股パーツの合わせ目処理をした後、股パーツの基部がABSの為、とりあえず全部プライマー塗っておけば問題ないだろうと、PS樹脂部分も含めてプライマーを吹くと
PS樹脂部分表面から謎の模様が出てきたのです。当時の写真を撮り忘れましたが、明らかに塗ってはいけないと悟りました。

リカバリーにラッカーパテを塗りたくった後。

詳しいことは調べないとわかりませんが、PS樹脂にプライマーは吹かない方がよい、ということです。
ちなみにこのラッカーパテを塗りたくったリカバリー方法もよくなかったのです。
表面を均すためにパテ塗ったはずが傷跡は埋まっておらず、傷口の上に乗せただけの処理になっており、
2,3度のリカバリーを経て修正は無理だと判断しました。
バンダイへ部品注文するも在庫が無く、結局新たにもう一つのズゴックを購入する羽目に。

新しいキットで塗りなおしたもの。ピカピカ。

手順としては、
・ABSパーツにプライマー
      ↓
・股パーツ合わせ目消し
      ↓
・サフ
の流れでなんとかうまくいきました。皆さんも気を付けてください。

続きは後編で。

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